気が弛みがちな今だからこそ

　最近ね、出納の仕事が楽しくなってきました。
　出納って、基本的には前日の在高に当日の入・出金を足し引きしてその日の在高を計算するんだけど、後日のことを考えて札や硬貨を調整するわけ。今日はいくら手持ち分に残しておいたら良いかな、なんてね。

　かと言って、現金を多く支店に残しておいても駄目。余計な現金は本店で運用するから。それに月平均でこれ以上多く持っていると減点、みたいなラインがあるんだ。

　だから、業務が終わる15時ちょっと前辺りになると、出納の機械の中の万券や千券を大束（1000枚）にして現送の準備をするわけ。その他にも、硬貨を50枚の棒にして両替に備えたり、また麻袋に詰めて予備をストックします。

　こういう微調整がなかなか面白いんです。勿論、現金を扱うというのは恐いですよ。1円でも違えば現金事故（即ち不詳事）になってしまう。だから、お客様が書いた伝票金額に合わせるのではなく、預かった現金を正確に処理しなきゃいけない（「現金その場限り」の原則）。

　でも、支店の現金を一手に任されるというのは嬉しくもある。それに一日で仕事が完了するのではなく、常に後々のことを考えて動かねばならないのは、後方事務の係では味わえない充実感があります。


　とまぁ、仕事に慣れてきたから上記のように思うわけで、最初の頃は不安でいっぱいでした。しかし慣れ初めの今だからこそ、気を付けなければいけないね。気が弛みがちになってはそれこそ事故の素だから。
　出納になっても、相変わらずパートのおばちゃんが休みの日は手形交換に行ってます（その間出納業務はテラーさんにバトンタッチ）。今週は火・水・木。昨日・今日は手形の枚数が少なかったため10時前に戻ってこれたんですが、明日は25日のため、時間がかかりそうです。